2011年5月18日水曜日

お金の仕組みを変えると社会問題が解決できるかもしれない


昔々シルビオ・ゲゼルという人は、お金が人々を支配していると考えました。
そして、お金によって一部の人々の生活が悪くなっていると思ったのです。

シルビオ・ゲゼルはお金で物を交換するのは悪いことではなくて、お金のあり方に疑問をもちました。 そして考えた末に「物というのは価値が減っていくのに、お金だけは価値が減らない」ことが問題だと気付いて「自由貨幣」というものを考え出しました。

自由貨幣というのは「価値が減っていくお金」のことです。

食べ物や自転車や服が、時間が経てば壊れて価値が無くなっていくように「お金も時間が経てば減っていく」ようにすればいいんだとシルビオ・ゲゼルは考えたのです。

いま私たちが使っている貨幣は今日10,000円だったお金は来週も10,000円のままです。 自由貨幣では、今日10,000円だったお金が来週には9,900円のように減っていきます。

時間とともに価値が減るお金があれば、人々はお金をよく使うようになります。 銀行に預けても増える事がありませんから、1億円は1億円のうちに使ってしまおうと考えるはずです。 すると、お金を持っていない人のところへも仕事等を通じてお金が流れるようになり、 貧富の差が縮まったり生活に必要なお金を稼ぎやすくなるとシルビオ・ゲゼルは考えました。

いまの世の中は大金持ちが銀行にお金を預けると金利収入だけで生活できます。 大金持ちは何も生産せずとも、ただ通帳に1,000,000,000円と書いてあるだけで生きていけるのです。

大金持ちが受け取る金利というお金はどこから作られるのでしょう? それは、お金を借りている人が銀行に支払う金利や、少しでもお金を増やしたいと思って銀行に預けている人達のお金によって生み出されるのです。

大金持ちでも世の中のためにお金を動かそうとして、積極的に投資をする人もたくさんいます。 いっぽうでお金の使い方がヘタだったりお金が減ることを怖がっている大金持ちはお金を使わないので お金が世の中に出回らなくなって貧富の差が大きくなってくるのです。

国がお金持ちから大きな税金を集めてもダメです。国が有意義にお金を使う保証はありません。 お金の価値が減らないなら国はお金を使わないでおくこともができますから 今すぐお金が必要な人にお金が届かないこともあるのです。


シルビオ・ゲゼルは社会問題は現在のお金のシステムに原因があると考えました。 貧乏な人が怠けていたり能力がないからではなくて、お金が人々の生活を支配していることに疑問を感じて「腐るお金」を考え出したのです。

みなさんはこの「腐るお金」についてどう思いますか?

参考 自由貨幣 - Wikipedia

※写真はドイツの経済学者シルビオ・ゲゼル。 

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